一生冬

全部嘘です

 

将来のことを、幸せに生きるための方法を、期待できる未来を現実にするための思考を一生懸命巡らせているけど、苦しい事がある度にもう死んでしまいたいと思ってしまう。

こんなに苦しんでまで生きないといけない人生なのかな。こんなに試行錯誤しても幸せになれるか不確実なのに、どうしてみんな当然のように生きれるのかな。一錠で幸せになれる薬をください。苦しくさせないでください。無理なら神様ころしてください。

 

 

ゆめ

 

世界平和が夢です。

もっと具体的に言うと、世界中の誰1人悲しい思いも辛い思いもせず生きてほしいです。

それが無理だとしたら、せめて私が愛してる人たちだけでも。

 

辛いことが付き纏う世の中で、小さな世界でぎゅうぎゅうに詰められて、なんとか誤魔化しながら、受け入れた振りをしながら、何かで発散しながら生きている人たちばっかり。

 

みんなが自分が本気で熱中できて楽しくて仕方ないって思えることをしてほしい。楽しいことをしてる中でもがくことは、ただ辛いとは少し違う気がするのです。

それが常識になれば、自分がする事に躊躇なく踏み出せる気がするのです。

ステレオタイプが、私達が行動したい気持ちを阻害してる。

 

 

 

 

 

 

新世界

22時の電話なんか出たことないくせに、出ないと思ってたのに、3コールで出なかったら切ろうと思ってたのに2コールででて、マッサージ行くまで暇やからいいよーって。仕事まだ辞めてへんのー?そんな仕事30歳からでいいねん、じゃあ養ってくれる?、おれ頑張って売れるね、って。ライブ来てくれるん嬉しいって、自分から連絡したの君とバーテンだけやでって、私あなたのこと丸一年位だいすきで、酷いことされてもだいすきで、忘れれないから彼氏作ったんよ、めちゃくちゃ我儘やけど、今きっと幸せやけど、すごく愛されてるって感じるけど、でもほんとうはあなたに愛されたかったんだよ。ほんとうはまだすきなのかもしれん。あなたが一年に一回の集大成のタイミングで私を思い出してくれたことが死ぬほど嬉しかった、あなたは私のこと好きじゃないし、都合のいい女が離れていった気がすることが少し気に食わなかっただけやろうけどね、そんなことでもとっても嬉しかったんだよ、でも正直行くか迷ってるよ、見たらまた死ぬほど好きになりそうで、でも私あなたが歌ってるの間近でみたい。

 

御伽話

 

とある小さな国の人気者のお話をします。

とっても優しくて、面白くて、みんなに好かれていました。私も大好きでした。でもその人は人の国の作物を盗む悪い癖がありました。いいところを知っているから、自分の中で正当化できるポイントを探して、傷つかないようにすることで必死でした。

 

別の国に遊びに行きました。

その人の事を忘れたくて、会って傷つきたくなくて、別の場所で、別の人のことを好きになって考えなくするために。

そこで人当たりが良くて努力家で、たくさん居場所があって、何もかも恵まれているように見える人に出会いました。その人はパートナーがいたけれど会って数日で私のことを気に入ってくれて、まるで恋人のような対応をするようになりました。きっと一夏の暇つぶし程度にしか思っていないから、好きになったらだめって保険をかけてたつもりなのにどんどん好きになっちゃって困る。犯罪者を好きじゃ無くなるために逃げてきたのにここでは私まで共犯者になっちゃった。

おいてけぼり

 

サークルも部活もしたことない、何か熱中して一生懸命になったこともない。私が普段遊んでいる場所は多分そういう過去の努力とか仕事の出来とかを見せないようにしている人しかいなくて、ただの人間同士の関わり合いだから居心地が良い。会社の中にいるとみんななにかしらで努力してすごい成績を残して、そんな経歴ばっか飛び交ってるから居心地が悪い。なにもしてこなかったのは自分だけど、否定されているような気分になるね。私がこんなゴミみたいな生活してて似たような人間と関わってると思ってたけど、多分みんな外面はきちんとしてるからいつのまにか私のこと置いて一般的な幸せを手に入れていくんだろうな。