一生冬

全部嘘です

3年半

 

何かに熱中したことがある人はどのくらいいるのかな。何にも熱中せずに淡々とした日々を送っていても感情の起伏は嫌というほど感じる。充実はその時に感じるものでは無く後から振り返って感じるものなのではと最近思い始めました。受験期も、コロナが流行り始めた2020年4月からの約1年半も、ミナミで働き始めてからの半年も、自分の中では淡々としている日々でも案外現実は波瀾万丈なのかなと思います。これが自分が望んだ大学生活だったのかはわからないけど、この4年があってよかったと思う。学生生活が終わることが寂しい。学生という保険がなくなることが怖いです。自分で稼いだお金で自分を生かしていかないといけない事に絶望を感じます。

 

とあるアーティストのインタビュー動画を見ていて、その人が仕事についての絶望とか希望とかを泣きながら話していてるのを見た。その人は生きることを前提に、その中で自分が生きる手段であり、好きな事であるアーティスト活動についてたくさん考えてもがいている事実がとても羨ましかった。私はその地点までまだ辿り着いていないし、生きる死ぬを考えることに必死で。どうしたら生きたいと思えるのかなとか、前提ですらないことをずっと考えてる。きっとしたい事や熱中できるものは探すもんじゃなくていつの間にかそうなってしまっているんだろうな。そもそも私にその時が来るのか不安だし、でもその時が来たらいいなっていう期待もあります。

 

「大学はしたいことを探す場所だよ。高校生の間にしたい事がある人は珍しいよ」って言ってくれた人へ。大学も終わりかけですが未だにしたい事がありません。大学生活で得た知見はここでは書けないことばかりです。それでもこの4年があってよかったです。